131.劇団マシューかい

今朝のこと。

目覚め、布団から起き上がる。

いつもならここでマシューがダッシュで飛び付いてくるのに、

今朝は部屋の隅でジトっとうらめしそうに私を見るのみ。
おかしいな、と思いながらも、ちぃとばかし寝坊したので、
腹でも空かしているんだろうと、急いで朝飯の支度をば。

相変わらず動かない。

耳を澄ませばピィピィと鼻笛。
おいおい、震えてるじゃないか。

抱きかかえてみるも、震えは収まらない。
少しすると部屋を小走りにウロウロし、
下がった尻尾を追いかけるように丸くクルクル回ったかと思えば、
しゃごんでまたプルプル・・・。

なにか誤飲したのかしら、心配になる。
マシューをストーブの前で抱きながら様子を見るも、
一向に震えが収まらない。
私は寝起きボサ頭のまま。
さて、どうやって病院に連れて行こうかしらと思案しながら、
ヒサンにメールを送ると、驚くほどすぐに駆け付けてくれた。

ら、ヒサンの来訪を察知したマシューがダッシュで玄関へ。
尻尾をフリフリ大歓迎をしているではないか！

怪訝そうな顔をしながら、ヒサンがマシューを散歩に連れ出してくれた。

脚がおかしいのかもしれないから、歩き方を見てみようと。

結果、ぐいぐい力強く歩き、
ご機嫌ほくほく顔。
途中立ち寄ったカキ邸では、笑顔爆裂。

しかし犬が芝居して震えるなんてことがあるのだろうか、、、

なんでもなければいいんだけど、、、

にしたって、これが劇団マシューだったり、西野カナ症状だったら、
すげーやだ、めんどくさい。

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