ちきしょー、クソ寒いじゃねーか・・・・ブツブツブツ、
と散歩に出かけた夜のこと。マシューとのお散歩コースは川沿いの遊歩道。
あれ、あんなところに木があったかしら、
なんて遠くから見ていたら違った。
おいおい、あたしらこれからそこ通るんですけど・・・と、
こちらの気配をオーバーアクションで示すナイスな心遣いを図ってみる。
しかしなんということだ、私の打った芝居にマシューが反応して、
モーレツな勢いで走り出したではないか。アレヨアレヨとしっぽりくっつくカッポーに目がけて突進だ。
私の大声も2人の世界には届かなかったらしい。
地面から生えてんじゃねーのか、と思うほど動かない。
はぁ・・・早く通り過ぎなくてはな、と思ったのも束の間。
マシューがくるくる回り出した。
くるくるたどり着いたのは、カッポーの間際。
そして最悪のシナリオ、踏ん張りだした!
相変わらず動かない合体中のカッポーの足元に落ちたウンコを
へえへえ、とかがんで拾う。「すいません、ウンコしちゃいまして・・・」
なんなんだ、このシチュエーションは(怒)!!
場所を選べってんだよ、おマシューさんよ!
ってかどけよ、色ボケカッポーめ!
と怒りながら。
なんとも惨めな散歩道。
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