2013年3月30日土曜日

16.マシューのごはん

マシューが我が家にやってきた頃は、
しつけ教室のトレーナーさんに教わったとおり、
カリカリのドライフードをコングなる玩具に詰め、
ケージや留守番トレーニングの一環に使用していた。
ごほうびも、ドライフードを1粒1粒。
しかし、マシューはゴハンに対して「おれあんま興味ね。」といった様子。
フードを使用したトレーニングは日に日に効果が見受けられなくなっていった。


なのでしつけのごほうびは、
ジャーキーのような肉感アップのおやつへグレードアップし、
ゴハンはお皿に入れて食べさせるように。

でも食べてくれない。
大切な成長期、骨やら脳やら内臓やら、
とにかく食べてくれ、健康に育ってくれ、と
野菜や肉、魚、スープを作ってトッピングをしたり、
山羊ミルクや生肉を取り寄せたり奔走した。
しかしマシューは相変わらず、「おれあんま興味ね。」といった様子。



マシューが唯一喜々として食べるゴハンがあった。
某ドッグカフェのワンバーグである。


もちろん真似して作った。
私の作ったワンバーグだっておいしいはずだ。
なのに、マシューは「それちょっとちがうしね。」といった(ように聞こえた)。


それくらい食べることにあまり興味を示さないマシューであったが、
体の大きさも落ち着いてきたし、もういいだろう、と。
食いたくなければ食わなきゃいいよ、
それがお前のペースなんだろう、と手を抜き始めた。

するとどうだろう、マシューがゴハンをたべるようになったではないか。
カリカリフードだけの日も多くなったが、
月齢9か月を迎えて、急に犬っぽくゴハンを食らうのだ。

え、もしかしてカリカリだけの方がおいしいってことなのかしら・・・
余計なことすんじゃねーよ、とか思っていたわけか!?

なんだかとてもくたびれてしまったのだった。




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